🧑働き方・制度

社会保険とは?5つの種類と給料からの天引きをやさしく解説

給与明細で大きな割合を占める「社会保険料」。手取りが減る要因として気になる一方、いざという時に私たちを支える仕組みでもあります。この記事では社会保険の意味を、5つの種類・保険料の負担・加入条件・国民健康保険との違いまで整理します(加入要件は法改正で変わるため最新情報も確認を)。

社会保険をひと言で言うと

社会保険とは、病気・老後・失業・けが・介護などに備えて国が運営する公的な保険の総称です。働く人と会社が保険料を出し合い、いざという時に給付(医療費の軽減や年金など)を受けられます。

5つの種類

種類備える内容
健康保険病気・けがの医療費(自己負担を軽減)
厚生年金老後・障害・遺族の年金
雇用保険失業時の給付・育児休業給付など
労災保険仕事中・通勤中のけがや病気
介護保険40歳以上が対象。介護サービス費

※「健康保険・厚生年金」を狭い意味の社会保険、「雇用・労災」を労働保険と分けて呼ぶこともあります。

保険料の負担(労使折半)

ポイント:健康保険・厚生年金などは会社と従業員が原則半分ずつ(労使折半)負担します。給与天引きされるのは本人負担分だけで、同額を会社も払っています。なお労災保険は全額会社負担です。

加入の目安

正社員のほか、一定の労働時間・日数などの条件を満たすパート・アルバイトも加入対象になります。加入対象は段階的に拡大されてきているため、自分が対象かは勤務先や公式情報で確認しましょう。

国民健康保険・国民年金との違い

社会保険(会社員)

  • 健康保険+厚生年金などにまとめて加入
  • 保険料は会社と折半
  • 将来の年金が上乗せ(厚生年金)

国民健康保険・国民年金(自営業など)

  • 市区町村・国に自分で加入
  • 保険料は全額自己負担
  • 年金は国民年金(基礎年金)が基本

給与明細では、社会保険料と並んで所得税も引かれています。その仕組みは源泉徴収とはで解説しています。働き方の制度は働き方・制度の用語一覧にまとめました。

まとめ

社会保険は健康保険・厚生年金・雇用・労災・介護の5つからなる公的な保険。会社員は保険料を会社と折半し、本人分が給与天引きされます。自営業などが入る国民健康保険・国民年金とは仕組みが異なります。負担は大きく感じても、医療・年金・失業など人生のリスクを広く支える土台です。

よくある質問

社会保険と国民健康保険は違いますか?
会社員が入るのが社会保険(健康保険・厚生年金など)、自営業者などが市区町村で入るのが国民健康保険・国民年金です。給付や保険料の仕組みが異なります。
パートでも社会保険に入れますか?
労働時間や月収などの条件を満たせば加入対象になります。加入要件は段階的に拡大しているため、最新の基準を確認してください。
社会保険料は会社も払っているの?
はい。健康保険・厚生年金などは労使折半で、本人と同額を会社も負担しています。労災保険は全額会社負担です。
社会保険に入るメリットは?
医療費の軽減に加え、将来の年金が厚生年金で上乗せされる、傷病手当金や育児・失業の給付が受けられるなど、保障が手厚くなります。