KPIとは?KGI・KSFとの違いと正しい立て方
会議や目標設定で飛び交う「KPI」。なんとなく「目標の数字」と理解していても、KGIやKSFとの違いまで説明できる人は意外と少ない言葉です。この記事ではKPIの意味を、似た用語との違い・良いKPIの条件・立て方の具体例・よくある失敗まで整理します。
KPIをひと言で言うと
KPI(Key Performance Indicator=重要業績評価指標)とは、目標達成度を測る中間の数値指標です。最終ゴールに近づいているかを途中でチェックする「計器(メーター)」の役割を果たします。
KGI・KSFとの違い
| 用語 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| KGI | 最終ゴール(到達点) | 年間売上1億円 |
| KSF | 成功の鍵(何が効くか) | リード獲得の強化 |
| KPI | ゴールへの中間指標 | 月間商談数100件 |
関係を整理すると、KGI(ゴール)を達成するためのKSF(鍵)を、数値で追えるようにしたものがKPIです。
良いKPIの条件
ポイント:良いKPIは「測れる・ゴールに直結する・自分たちで動かせる」の3拍子。よく使われる目安がSMART(Specific具体的/Measurable測定可能/Achievable達成可能/Relevant関連性/Time-bound期限つき)です。
- 数値で測れる(達成・未達がはっきりする)。
- ゴールに直結する(追えば売上に近づく)。
- 自分たちで動かせる(行動で改善できる)。
立て方の具体例
KGI:年間売上1億円
↓ 分解
KPI例:月間商談数100件/成約率20%/平均単価50万円
→ どの数字が足りないかで、打つべき施策が見える。
よくある失敗
うまくいくKPI
- 本当に効く2〜3個に絞る
- ゴールから逆算して設定
- 定期的に見直す
失敗するKPI
- 数が多すぎて焦点がぼやける
- 測りやすいだけでゴールと無関係
- 立てっぱなしで振り返らない
立てたKPIは、実際に回して改善して初めて意味を持ちます。改善サイクルの基本はPDCAを参照してください。ほかの用語はビジネス用語の一覧にまとめています。
まとめ
KPIはゴール(KGI)に近づいているかを測る中間指標。KGI→KSF→KPIの順で、ゴールから逆算して設定するのが基本です。「売上」だけ見ても打ち手は出ません。商談数・成約率などに分解すると、どこを改善すべきかが見えてきます。数は2〜3個に絞るのがコツです。
よくある質問
KPIとKGIはどちらを先に決める?
先に最終ゴールのKGIを決め、それを達成するための中間指標としてKPIを設定します。順番が逆になると指標がゴールとずれます。
KPIは多いほど良いですか?
多すぎると焦点がぼやけます。本当に効く2〜3個に絞るほうが行動につながりやすいです。
KSFとは何ですか?
Key Success Factor(重要成功要因)の略で、ゴール達成の“鍵”となる要素です。KSFを数値で追えるようにしたものがKPIになります。
KPIが達成できないときは?
KPIが低いのか、KPIとゴールの関係(仮説)がずれているのかを切り分けます。行動量の問題なら実行を、仮説のズレならKPI自体の見直しを行います。